東北大学 工学部 電気情報物理工学科(電気・情報関係5コース)

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東北大学 工学部について

仙台駅から地下鉄で10分くらいの青葉山という所にあります.旧帝大の中では試験は比較的易しめだと思います.毎年受験者は100人前後で,30人ほどが合格しています.東工大と試験の傾向が似ており,東工大を第一志望とする学生が第二志望にすることが多いです.僕の知り合いにも4人くらい居ました.東北大を本命にしている人はそのような人たちに勝てるような勉強が必要になってくると思います.

今年は試験日が例年より1週間ほど遅くなりました.東工大が試験日を1週早く設定し,例年の東北大の試験日と被らせてきたことを考慮したのかもしれません(両大学受験者としてはありがたかったです).

 

試験科目と対策法

東北大の試験科目は数学・物理・化学の3科目で,英語は旧帝大では珍しくTOEIC提出です.面接もあります.

僕の受験した電気情報物理工学科は去年までは専門の試験がありましたが,今年から在学中の成績での評価に変更になりました.他の学科も試験ではなく成績や口頭試問で評価するようになってきており,今年専門試験があったのは化学・バイオ工学科だけでした.ですので,試験さえできれば良いというわけではなく,学校の成績も高く維持しておくことが必要です.

数学

出題分野は微分積分線形代数+高校数学の数列と空間図形です.高校数学の知識が必要となる問題が頻繁に出題されているので,編入用の参考書だけでなく大学受験用の参考書も役立ちます.数列対策としては「坂田アキラの数列が面白いほどわかる本」を使いました.「大学編入のための数学問題集」にも今年出題されたような数列の問題があるので一度見てみてください.

3年前くらいまでは微積は1変数の出題がほとんどでしたが,最近は2変数も出題されているのでまんべんなく勉強しておくべきだと思います.線形代数は基本的な問題が多いです.

物理

出題分野は力学・電磁気・波動です.東北大の物理は参考書で見るような定番の問題が多いので,対策をきちんとすれば高得点を狙えます.高校物理の問題も出題されるので,黄色い問題集だけでなく物理のエッセンスや名問の森も役立ちます.

ここ数年は波動の代わりに熱力学っぽい問題が出題されているので,熱力学も勉強しておくことをおすすめします.28・27年の問題を見ると常識とノリで解けそうな問題ですが,一応保険として.微積を使ってガリガリ計算する問題ではないので,高校物理程度を理解しておけば充分だと思います.

化学

出題分野は高校化学の理論・有機・無機化学で,たまに熱力学(高校程度)の問題が出題されます.近年は基礎問題しか出題されていないので,基礎を固めれば確実に点が取れます.特に有機化学は参考書をさらっと読めば出来るレベルの問題がほとんどです.化学を捨てる人が多いですが,勉強すればするだけ点につながるので頑張ってほしいです.

 

試験の詳細

問題冊子は試験終了時に回収されてしまったのでうろ覚えです.

数学

【1】線形代数

(1)3次正方行列の2乗の計算(固有値もあった気がします)

解くだけです.

(2)3次正方行列の逆行列の計算

余因子を用いて求めるだけです.

(3)行列の多項式の証明

(2)の解答がヒントになっている問題でした.

線形代数は例年通り簡単でした. 

【2】微分積分と空間図形

(1)曲面の方程式と平面の方程式の交線の導出

(2)曲面と平面の方程式の交線のxy平面の射影の方程式の導出

(3)曲面と平面が1点で交わるための変数aの導出

(4)平面とxy平面に囲まれた部分の体積の導出

(1)と(2)は2式を変形するだけの問題です.(3)と(4)は解法を思いつきなんとか解けました.

【3】数列と漸化式

(1)隣接3項間漸化式

特性方程式を用いた解法を知っていれば解けます.

(2)数学的帰納法を用いた証明,漸化式の証明

(3)数学的帰納法を用いた漸化式の証明

(1)は解法を知っていないと厳しい問題ですが,(2)と(3)はその場で考えて解けるような問題でした.

数学全体では7割〜8割くらいだと思います.

 

 物理

【1】力学(複数のバネにつながれた物体の振動の問題)

(1)直並列接続された4つのバネの全体のばね定数の導出

(2)釣り合いの位置におけるバネの弾性エネルギーの導出

(3)おもりを持ち上げて離したときの振動数の導出

(4)おもりの速さが最も早い点の導出

(5)その点の速さの導出

バネが複数あり計算が面倒な点以外は普通の振動の問題でした.

【2】電磁気学(円柱と接地された円筒導体の問題)

(1)ガウスの法則を用いた電界の導出

参考書にあるような基本的な問題です.

(2)アンペールの法則を用いた磁界の強さの導出

これも参考書にあるような問題です.

(3)電気伝導率σで導体間を満たしたときに流れる電流の導出

j=σEの式を知っていれば解ける問題でした.

全て基本的なことが分かっていれば解ける問題でした.

【3】波動(ヤングの実験)

(1)実験時にスリットを狭くする理由の記述

(2)明線間隔の導出・屈折率nの液体で満たしたときの明線間隔の導出

(3)白色光を用いた場合の明線の中央の色の導出

波動も高校物理の基本的な問題でした.

物理は全体的に簡単で,8割〜9割の出来だと思います.

 

化学

【1】熱力学

内部エネルギーの計算,断熱変化の温度計算,仕事の計算など.

多原子分子のモル比熱を知っている必要のある問題でした.高校物理の熱力学が理解できていれば解けるレベルだと思います.

【2】理論・無機化学

濃硫酸を薄めるときの注意点,pHの計算,銅と濃硫酸の反応式,鉛蓄電池の反応の記述など.

基礎事項ばかりの問題でした.

【3】有機化学

構造式を決定する問題,第3級アルコールの判別,ポリエチレンテレフタラートの製造法など.

こちらも基礎問題が大半でした.

化学も基本的な問題が多く,7割〜8割くらいの出来だと思います.

 

面接

遠方の受験者から順に面接を行うようです.

志望学科の先生3人に10分ほど質問をされます.最初に自己紹介をした後,志望動機,志望動機の掘り下げ,希望の研究室,得意・不得意科目,他に受けている大学などについて尋ねられました.

募集要項には書かれていなかった口頭試問があり,得意と言った専門科目に関する質問や,ソートアルゴリズム(クイックとかマージとか)についての説明要求がありました.口頭試問は無いものだと思っていたため焦ってしまい,半分も答えられませんでした.この時は完全に落ちたと思い,最悪な気分でした.募集要項に書かれていなくても口頭試問がある場合があるので,ある程度は備えておく必要があると思います.

 

合否

合格しました.面接はボロボロでしたが,試験でカバーできたので合格出来たのではないかと思います.

 

成績

開示次第追記します.

千葉大学 工学部 情報画像学科

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千葉大学 工学部について

編入試験においては旧帝や東工大志望の学生が滑り止めにする大学で,本命勢と合わせると倍率がすさまじいことになります.都心に近い立地なのも要因の一つかもしれません.また,推薦で多くの学生をとり,学力ではあまりとらない傾向にあります.

千葉大を本命にしている人は,成績を高く維持して推薦を狙うのがおすすめです.学力試験で臨む人は旧帝大に合格するレベルの勉強をすることをおすすめします.

 

試験科目と対策法

千葉大の学力試験の試験科目は数学・物理の2科目で,英語はTOEIC提出です.面接もあります.

以下各科目の詳細です.

数学

毎年出題分野が同じで,極限・行列・重積分微分方程式です.簡単な問題が多く,教科書の問題が解ければ大丈夫です.周囲とはあまり差がつかないと思われるので,ケアレスミスをしないようにすることが大切です.

物理

物理も毎年出題分野は同じで,力学・電磁気・波動です.力学は質点・剛体,電磁気は電気回路,波動はドップラー効果波動方程式あたりが多く出題されています.

力学は基本的な問題が多く比較的簡単です.高校物理の問題(質点)と剛体の問題が毎年交互くらいに出題されています.質点の問題はたまに難しい問題が出題されるので名門の森で演習をするといいと思います.

電磁気は電気回路の問題が多く,電磁気の参考書だけでは歯が立たない問題もあり非常に厄介です.今までは過渡現象の問題が多く,その対策を中心にしていました.しかし,今年は電気回路の定理を尋ねるような問題もあり,そもそも言葉の意味がわからないので解けませんでした.ですので,電気回路全体をまんべんなく勉強しておくことをおすすめします.

波動も高校物理で解ける年もあれば,波動方程式を絡めた問題を出題してくる年もあります.高校物理の波動を完璧にした後に,波動の参考書に取り組むことをおすすめします.基礎物理学演習の波動部分だけだと正直不足している感があるので.

全体的に物理は難しく,得点源にならないので,できるだけTOEICと数学でカバーできるようにするべきだと思います.また,物理は答えのみを書く解答方式なので,部分点はつかないと考えた方がいいと思います.

 

試験の詳細

数学

【1】マクローリン展開,極限

log(1+x)とxcosxのマクローリン展開,有理化や対数を用いた極限の導出の問題.

面倒くさいですが作業的に解くだけの問題です.

【2】行列

固有値の導出,対角化可能な直交行列の導出の問題.これも作業的に解くだけです.

【3】重積分

円柱と球に囲まれた部分の体積の導出,曲面積の導出の問題.編入試験では頻繁に出題されている問題です.

【4】微分方程式

定数係数2階線形方程式の同次系と非同次系の問題.解法通りに解くだけです.

例年通りの傾向で簡単でした.出来は9割くらいだと思います.

 

物理

【1】力学

(1)粗い斜面での物体の運動

(2)物体を乗せた板を支える二つの支点に加わる力の導出

(1)はよく見る問題で簡単でしたが,(2)は見た事のない問題だったのでよく分かりませんでした.

【2】電磁気

(1)テブナン・ノルトンの定理に関する問題

(2)抵抗とコンデンサの直列接続回路の問題

今まで出題されたことのないような電気回路の問題だったので,必死に考えて埋めました.電気回路の参考書を1冊やっておけばと後悔しました.

【3】波動

(1)弦の振動から波動方程式を導出する問題

過程を穴埋めしていく問題で,一度導出したことがあったので出来ました.

(2)波動方程式境界条件や解の問題

知識不足で何を求めさせようとしているのかすら分かりませんでしたが,埋められるところだけ埋めました.

波動ももっとしっかりと取り組むべきだったと思いました.

全体としては5割くらいの出来だと思います.

 

面接

志望学科の先生3人に10分ほど質問されました.

最初に自己紹介をした後,志望動機・志望動機の掘り下げ・希望の研究室・英語の勉強・入学後の進路・他に受ける大学について尋ねられました.

具体的には,志望動機でやりたいと言っていたことが世の中でどのように役立つのか,TOEICの点数が高いが英語はどのように勉強しているか,将来は大学院まで行くのか,研究者になるのかなどです.東工大も受ける予定だと言うと,受かったらここには来ないよね?と言われましたが,適当に笑ってごまかしました.

 

合否

合格でした.出来のよくなかった物理を数学とTOEICでカバーできたことがよかったのかなと思います.

 

成績開示

開示次第追記します.

 

豊橋技術科学大学 情報・知能工学課程

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豊橋技術科学大学について

高専生におなじみの技科大の一つです.学生の大半は高専からの編入生で,1年生から入ってきた学部生がちょっと可哀想になります.知名度はあんまりですが,研究レベル・企業からの評価は結構ある感じです.

試験は毎年6月末から7月頭くらいです.今年から合格基準を厳しめにし始めたらしく,多くの友人が不合格になっていました.「豊橋はノー勉でいける」とか言ってると落ちるのでしっかり勉強しましょう.

 豊橋の情報系は「情報・知能工学課程」という名称で,脳とか思考とかの知能関係に関する研究室が豊富なのでそういう分野をやりたい人にはおすすめです.

出願時に送る調査書も考慮されるみたいなので,成績は上位をとっておくと有利かもしれません.担当教員に記述してもらう欄があったので,TOEICの点数とか国際交流事業に参加したことを書いてもらいました.

 

試験科目と対策法

豊橋の学力試験の試験科目は国語・英語・応用数学・専門の4科目で,面接はありません.

以下各科目の詳細です.

国語

長文とそれらに関する問題,慣用句や四字熟語に関する問題の二つに大別されます.日本人なら対策の必要はありません.その場で読んで解けます.慣用句や四字熟語は覚えてないと厳しいですがたぶん皆解けないので気にする必要はないです.

英語

非常に簡単で英検準2級レベルの実力があれば特に対策する必要はないと思います.並べ替え問題とかは中学生でも解ける難易度でした.

編入試験では珍しくリスニング試験があります.音質がかなり悪いので注意です.

応用数学

試験名は「応用数学」となっていますが,出題分野は微分積分線形代数・確率で,複素関数とかフーリエ変換は出題されません.教科書に載っているような基本的な問題が多いので,基礎を完璧にすれば大丈夫です.たまに難しい問題が出ますが皆解けないので気にする必要はないです.

専門

各課程の基本的な問題が出題されます.僕は「情報・知能工学課程」に出願したので,その詳細を書きます.

大問が3つあります.1つ目は数学の問題で,数学の試験よりも難しめの問題が多いです.2つ目はプログラミングやアルゴリズムの問題,3つ目は論理回路の問題です.1は旧帝大レベルの数学対策をしていれば解ける難易度,2,3は授業内容を覚えていれば解ける難易度だと思います.

 

試験の詳細

国語

【1】長文

空欄補充,抜き出し,理由説明といったオーソドックスな問題.

【2】慣用句や四字熟語

言葉の意味として最適なものを選ぶ問題.

【3】漢字

カタカナを漢字に直した場合どれになるかを選択する問題.

ほとんどが選択問題で簡単でした.7~8割くらいできたと思います.

 

英語

【1】ラジオを作った少年の長文

T/F問題,類義語選択問題などのオーソドックスな問題.文章の難易度は低いです.

【2】短文の空欄補充

簡単な空欄補充問題.選択肢は3択.

【3】短文の空欄補充

こちらも簡単な空欄補充問題.選択肢は4択.

【4】並べ替え

簡単な並べ替え問題.

【5】リスニング

質問に対する答えを選択する問題.音質が悪すぎてあまり聞き取れませんでした.

国語と同様簡単で,出来は8割くらいです.英語が苦手な人以外は特に対策する必要もないと思います.

 

応用数学

【1】確率の問題

xyz空間において原点からある点にたどり着く経路に関する問題.確率はノー勉だったので諦めて白紙で提出しました.

【2】線形代数の問題

逆行列固有値を求めたりする簡単な問題.

【3】微分積分の問題

倍角公式や部分積分を用いた不定積分,曲線に囲まれた部分の面積,回転体の体積などの問題.

例年通り基本的な問題がほとんどでした.確率は勉強していなかったので解けませんでしたが,それ以外はできたので6割~7割くらいだと思います.

 

専門

【1】座標変換の問題

物理の極座標変換の導出過程のような問題.線形代数をきっちりとやっていれば解けると思います.

【2】プログラムの問題

降雨時間帯集計プログラムの作成に関する問題.穴埋めや変数の役割の説明などで,解けるところだけ解きました.

【3】論理回路の問題

一般的な論理回路の問題(だと思います).ノー勉だったので白紙で提出しました.

受験校のうち試験科目に専門科目があるのが豊橋だけだったので,あまり勉強せずに臨んだ結果見事にボロボロでした.解けたのは4割くらいです.

 

合否

合格でした.専門が全くできず落ちたと思っていたので,なぜ受かったのか今でもわかりません.

 

成績開示

開示次第追記します.

 

 

 

化学の参考書と勉強法

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編入試験の化学について

旧帝大東工大などの難関大の編入試験では化学が課されることが多く,1,2年で高校化学を少しやった程度の非化学系の高専生にとっては,ほぼ忘れている化学を一から復習することになり,非常に大変です.

範囲は大学によってまちまちで,高校化学のみで対応できるところもあれば,化学科が勉強するような大学化学を出題してくるところもあります.過去問を早めに手に入れて,どのような勉強をすればいいかを把握することが大切です.難関大を受験するような高専生にとっても化学の勉強は大変なようで,みんな対策を疎かにしている感じがあります.ですので,しっかりと対策すれば周りに差をつけることができます.

僕の受験した大学では,東北大で高校化学,東工大で大学化学が主に出題されており,参考書や勉強法もこの2つの大学向けのものであることを理解した上で参考にしてください.

 

参考書

高校化学の参考書を紹介した後に,大学化学の参考書を紹介します.

鎌田の理論化学の講義

高校化学の参考書で,大学受験Doシリーズの一つです.高校化学のうちの理論化学を講義形式で解説しており,所々で演習問題として過去問が紹介されています.1,2年で習った高校化学をほとんど覚えていなかったため,内容を自分なりにノートにまとめながら理解していきました.このシリーズは独学するのに丁度いい難易度の参考書だと思います.

鎌田の理論化学の講義(大学受験Doシリーズ)

鎌田の理論化学の講義(大学受験Doシリーズ)

 

 

鎌田の有機化学の講義 

理論化学と同様のシリーズの参考書で,こちらは有機化学を解説しています.内容を自分なりにノートにまとめながら理解していきました.東北大で高分子は過去に出題されたことがなかったので全くやりませんでしたが,今年おそらく初めて出題されたので時間に余裕があれば全部やるべきだと思います.

鎌田の有機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)

鎌田の有機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)

 

 

福間の無機化学の講義

理論・有機化学と同様のシリーズの参考書です.こちらは無機化学を解説しています.無機化学は覚える量が膨大にあり,受験まで時間がなかったため出題されそうなところをパラ見する程度しか出来ませんでした.今年は東工大でがっつり無機化学が出題されたので,確実に受かるためにはしっかりやっておくべきだと思います.

福間の無機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)

福間の無機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)

 

 

 化学重要問題集

高校化学の有名な問題集です.様々な大学の過去問を難易度AとBに分けて掲載しています.東北大対策としてA問題を2周しました(無機と高分子を除く).理解・暗記しなければならない重要事項を尋ねてくる問題が多く,解き進めながら必要な知識を身につけていくことができます.

東北大対策としてはA問題で十分ですが,時間があればB問題にも取り組んでおくと安心かなと思います.

2015 化学重要問題集−化学基礎・化学

2015 化学重要問題集−化学基礎・化学

 

 

マクマリー有機化学概説

大学有機化学の参考書です.多くの体験記で東工大有機化学対策として有効だと書かれていたので,図書館で借りました.1章〜9章までの内容を自分なりにノートにまとめながら,演習問題を解きました.高校化学の有機では理由や原因が明確にされなかった事柄が詳細に解説されており,読んでいて楽しい参考書でした.高校の有機化学をある程度理解していれば全然分からないということはないと思います.

マクマリー有機化学概説 第6版

マクマリー有機化学概説 第6版

 

 

ベーシック物理化学

大学物理化学の参考書です.物理化学は”化学”と付いていますが原子物理や熱力学の内容が多くを占めているため,物理を勉強している人だとすんなり理解できると思います.物理化学の参考書を探している時にたまたま図書館で見つけた1冊ですが,基礎的な事項を初心者向けにわかりやすく解説しており,良い参考書だと思います.東工大で頻繁に出てる反応速度論もこれで対策できます.内容を自分なりにノートにまとめながら理解しました.

ベーシック物理化学

ベーシック物理化学

 

 

 

勉強法

化学が試験科目にある大学を受験するつもりであったものの,勉強を本格的に始めたのは5年になってからでした.第一志望の東工大では大学化学が出題され,第二志望の東北大は高校化学が出題されるので,まずは高校化学を理解し,その後に大学化学を勉強することにしました.5年前期の授業はほとんど聞かず,全てを化学の勉強に費やしました.

4月〜6月にかけて,上で紹介した高校化学の3つの参考書をノートにまとめながら,重要問題集で演習を行いました.ハイレベルな問題を解けるようになるには時間がないと判断し,基礎だけは絶対に落とさないように意識して知識を身につけていきました.

6月末ごろになり,そろそろ大学化学を始めないとヤバいと思い,マクマリーとベーシック物理化学をノートにまとめ始めました.また,東工大の過去問5年分を化学科の友人に解いてもらい,丸一日かけて解説してもらったりもしました.大学化学は高校化学と違いわかりやすい参考書も少なく,独学するのは非常に大変なので,化学科の友人や先生を積極的に頼って教えてもらうことが必要になると思います.ある程度の知識は自分で身につけられますが,一人では気づけないようなこともあるので.

物理の参考書と勉強法

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編入試験の物理について

編入試験の物理では,微積を用いた大学物理が主に出題されます.低学年時に習った高校物理を復習するだけでなく,学部生用の問題集を使って大学物理の扱い方を習得する必要があります.

出題分野は大学によって異なりますが,主に力学・電磁気・熱力学・波動で,東大は原子物理も出題されるようです.

僕は情報工学科所属で,授業でやる大学物理の分野が力学と電磁気のみであり,それらも授業時間の関係で狭く浅くという感じだったので,ほとんどを独学せざるを得ない状況でした.独学で理解するのはかなり大変で,多くの時間を費やしました.

 

参考書

高校物理の参考書を紹介した後に,大学物理の参考書を紹介します.

物理のエッセンス

大学受験用の物理の基礎問題集です.物理の問題を解くための様々なエッセンスが載っており,教科書を読んでいるだけでは身につかない問題の解き方を身につけることができます.教科書は理論の解説が中心であるため,問題を解けるようになるためには,このような問題集を用いて多く演習を積むことが重要になります.高校物理の基礎はこの2冊を完璧にすれば大丈夫だと思います.2~4年にかけて3周ほどしました.

大学物理も高校物理の知識が重要となることが多いため,低学年の頃は高校物理をしっかりと身に着けることをおすすめします.

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

 
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

 

名問の森

こちらも大学受験用の参考書です.難関大学の過去問を中心とした問題を掲載しています.僕が受験した千葉大や東北大,東工大では力学や波動で高校物理の問題が出題されることがしばしばあるため,難易度の高い問題を解く必要があると思い購入しました.

力学を1周,波動を3周しました.低学年で時間のある人は力をつけるために全て解くことをおすすめします.

名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)

名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)

 
名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

 

スバラシク実力がつくと評判の力学キャンパス・ゼミ

マセマの力学です.微積を用いた力学を基礎から丁寧に解説しています.1周目はノートに自分なりにまとめながら内容を理解し,2週目で例題・演習問題を解きました.これでほぼ理解できたので,学校であまり力学をやらなかった人でも,最低限の微積の知識があればこの1冊で身につけられると思います.

 

スバラシク実力がつくと評判の電磁気学キャンパス・ゼミ

マセマの電磁気学です.微積(というかベクトル解析)を用いた電磁気学を基礎から丁寧に解説しています.力学と同様,1周目はノートに自分なりにまとめながら内容を理解し,2週目で例題・演習問題を解きました.僕の学校の電磁気学の授業は,編入試験に対応できるレベルのものではなかったため,ほとんどこれで独学しました.電磁気学で重要となるベクトル解析の説明も十分にあり,非常にいい参考書だと思います.

 

スバラシク実力がつくと評判の熱力学キャンパス・ゼミ

マセマの熱力学です.微積を用いた熱力学を基礎から丁寧に解説しています.始めたのが5年の4月と遅かったため,1周読み通し,例題と演習問題を解くことしかできませんでした.しかし,授業で全く熱力学をやっていない僕でもすんなりと理解できたので,独学するには非常にいい参考書だと思います.

熱力学は理論を理解した後は微積の計算なので,基本的な微積がわかっていれば意外と問題を解くことができます.独学でも臆せず勉強しましょう.

 

基礎物理学演習Ⅰ・Ⅱ

編入試験でおなじみの問題集です.Ⅰには力学・波動・熱力学,Ⅱには電磁気学・原子物理が収録されています.3年の始めに大学物理を全く理解しないまま取り組み始め,解けなさ過ぎて絶望した記憶があります.黄色い本は最初から余裕で解けました〜みたいなことを書いている体験記が多くて「俺受からないんじゃ…」ってなってクソ萎えてました.4年になってマセマで大学物理を理解した後に取り組むとそれなりに解けたので,しっかりと基礎を身に着けてから取り組むことをおすすめします.それぞれ2周しました.

Ⅱは実質電磁気学しか取り組まないので,電磁気学演習だけで良いという意見を複数の体験記で見かけます.しかし,僕としては問題数の少ないⅡで電磁気の問題を概観し,慣れた後に電磁気学演習に移るのがいいかなと思います.電磁気を専門でやっている人は別ですが.

それと,Ⅰの波動に関してですが,問題内容としては高校範囲+波動方程式って感じです.波動方程式に関してはあまり詳しく載っていないので,がっつり波動が出る大学を受ける人は波動の参考書を1冊用意するのがベストだと思います.

基礎物理学演習 (1) (ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1))

基礎物理学演習 (1) (ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1))

 
基礎物理学演習 (2)

基礎物理学演習 (2)

 

 

演習力学[新訂版]

こちらも編入試験でおなじみの問題集です.基礎物理学演習Ⅰで力学を一通り身につけた後に,さらに演習を積んでおきたいと思い取り組みました(解析力学以外).1章に取っつきにくい問題が多く,やる気が無くなりそうになりますが,それ以降は標準的な問題が多いです.2周しました.

演習力学 (セミナーライブラリ物理学 (2))

演習力学 (セミナーライブラリ物理学 (2))

 

 

電磁気学演習[新訂版]

基礎物理学演習Ⅱで電磁気学を一通り理解した後に取り組みました.問題量が多く,これ1冊を完璧にすれば編入試験の電磁気は怖いものなしかなと思います.結構分厚くてビビりますが,問題は標準的なものが多いので,基礎を理解していればそこまで時間はかからないはずです.

7章の磁性体と9章の電磁波は過去の編入試験であまり出題されていないようだったので飛ばしました.4章も式を知っておく程度でいいと思います.時間がなかったので1周しかできませんでした.

電磁気学演習 (理工基礎 物理学演習ライブラリ)

電磁気学演習 (理工基礎 物理学演習ライブラリ)

 

 

 

勉強法

編入試験で出題される物理は主に大学物理ですが,高校物理を理解せずに大学物理を理解するのはかなり難しいと思うので,まず高校物理を身につけることが大切です.基礎を習得するだけであれば物理のエッセンスだけで十分ですが,余裕があれば名問の森で難易度の高い問題に対処できるように訓練するのが理想だと思います.高校物理が身についた後は,マセマで大学物理を理解し,黄色い問題集を解いて行くという感じです.力学と電磁気学は基礎物理学演習を解いた後に演習力学と電磁気学演習,熱力学と波動は基礎物理学演習だけでいいと思います.

 

以下僕の勉強の流れです.

大学物理を理解するには高校物理が重要だと重い,3年次の到達度試験で高得点を取ることを目標に復習を始めました.物理のエッセンスを用いて,力学・電磁気・熱力・波動を復習しました.

4年になり,授業で微積を用いた力学と電磁気が始まったので,マセマを購入して授業と並行して勉強を始めました.授業のレベルがあまり高くなく,これだと編入試験には通用しないと考え,7月ごろからマセマで本格的に独学を始めました.独学は非常に大変で,4年の1年間の物理の勉強のほとんどは力学と電磁気学の習得に費やしました.

4年の春休み前ごろからから,基礎物理学演習Ⅰ・Ⅱに本格的に取り組み始め,マセマで習得した力学と電磁気を解きました.1年間で基礎をしっかりと固めたおかげで比較的スムーズに進めることができました.

5年になり,志望大学の出題傾向から,高校物理の力学と波動の難易度の高い問題を解く必要があると考え,名問の森を購入し解き始めました.また,全く手をつけていなかった熱力学を勉強するため,マセマの熱力学を購入し読み始め,並行して基礎物理学演習の熱力学の範囲を解きました.

GWが明けると演習力学と電磁気学演習をやり始め,力学と電磁気学の最終確認を行いました.受験直前は問題集をパラ見して忘れてるところを確認するようにしました.

 

大学物理と高校物理が大幅に異なることをもう少し早めに把握して,3年の頃から対策をしていれば,もっとゆとりのある受験勉強ができたのかなと思います.専門で物理科目がほとんどない学科は,独学しなければならないことが多く大変だと思いますが,諦めずに頑張ってほしいです.

数学の参考書と勉強法

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編入試験の数学について

編入試験の数学は,高専の2,3年で習う微分積分線形代数が中心です.この2分野は数学の基礎となる重要な分野なのでしっかりと身につけましょう.学校によっては複素関数とか確率統計,フーリエ変換とかを出してくるところもあるので,志望校の過去問を早めに手に入れ,どのような分野が中心に出ているのかを把握し,勉強の計画を立てるのがいいと思います.

第一志望の東工大の出題分野が微積線形代数だったので,それら以外の分野を勉強しなくて済むように併願校を選択しました(豊橋は確率がありますが).併願校で異なる分野が出題されると個別にその対策をしないといけないので結構大変だと思います.複素関数とかフーリエは鉄板的な問題しか出ないっぽいですが.

 

参考書

新版数学シリーズ

僕の高専で使っていた教科書と付属問題集です.他の高専だと高専の数学シリーズとかを使ってるんですかね.出版社のサイトに問題の詳しい解説がアップされているので非常に使いやすいと思います(時々間違ってますが).

編入用の問題集に手を出す前に,教科書の内容を完璧に理解しましょう.基礎の理解は非常に大切です.教科書を読んで問題集を解いていくやり方が個人的にはおすすめです.

基礎数学 (数学シリーズ 新版)

基礎数学 (数学シリーズ 新版)

 
基礎数学演習 (数学シリーズ 新版)

基礎数学演習 (数学シリーズ 新版)

 

 

微分積分1 (数学シリーズ 新版)

微分積分1 (数学シリーズ 新版)

 
新版微分積分1演習 (数学シリーズ 新版)

新版微分積分1演習 (数学シリーズ 新版)

 

 

微分積分〈2〉 (新版数学シリーズ)

微分積分〈2〉 (新版数学シリーズ)

 
微分積分2演習 (新版数学シリーズ)

微分積分2演習 (新版数学シリーズ)

 

 

線形代数 (新版数学シリーズ)

線形代数 (新版数学シリーズ)

 
線形代数演習 (新版数学シリーズ)

線形代数演習 (新版数学シリーズ)

 

 

編入数学徹底研究

みんな大好き徹底研究です.編入数学の参考書の1冊目としておすすめです.

基本的な問題を例題で示して,類題を解いていく形式の問題集です.教科書を理解して基礎が出来ていれば問題なく進めていけると思います.僕は3年の始めに基礎があやふやなまま取り組み始めて,難しすぎて絶望したので,教科書で基礎を固めてから始めましょう.受験までに4周くらいしたと思います.

章末問題は難しくて全然解けないのもありますが,そんな問題は本番で誰も解けないので気にする必要はありません.

編入数学徹底研究―頻出問題と過去問題の演習

編入数学徹底研究―頻出問題と過去問題の演習

 

 

編入数学過去問特訓

編入試験の過去問が大量に載っている問題集です.基礎を固めてある程度演習も積んだ後に力試しとして取り組むのがおすすめです.問題の難易度がA,B,Cと分かれており,A,B問はそんなに難しくなくて結構解けるので「ワンチャン受かるやろこれ」とか思ってしまいますがC問はやっぱり難しいです.

必要な分野に絞って繰り返し解くと力がつくと思います.僕は1周しかしてませんが.

編入数学過去問特訓―入試問題による徹底演習

編入数学過去問特訓―入試問題による徹底演習

 

 

編入数学入門

東北大の数学で高校数学の数列が頻繁に出題されていたのでその対策用に購入しました.基礎数学の範囲について様々な問題が掲載されていて,高専生が苦手とする高校範囲の数学の復習にかなり有用な問題集だと思います.微積線形代数も高校数学が出来ないと話にならないので,低学年で時間がある人はこれでしっかりと基礎を固めるといいと思います.

編入数学入門―講義と演習 (大学編入試験対策)

編入数学入門―講義と演習 (大学編入試験対策)

 

 

大学編入のための数学問題集

最近出た新しい問題集です.解説が問題のページの1.5倍くらいあり,非常に詳しいです.単に問題の解答を載せているのではなく,どのような考え方をすれば良いかが書かれているので,解いてて力がついてる感がありました.学生が”自分で”勉強できるようにということを意識して書かれているとのことで,個人的に一番おすすめの数学問題集です.徹底研究を終わらせた後に3周くらいしました.時間がなければ徹底研究とこの1冊を極めましょう.

大学編入のための数学問題集

大学編入のための数学問題集

 

 

ベクトル・行列・行列式 徹底演習

線形代数に苦手意識があったので購入しました.詳しい説明の後に章末問題という形式になっています.教科書だと省かれているような説明がしっかりと書かれているため,非常にわかりやすいです.これを2周して苦手意識がかなり薄れました.隅から隅まで読み込みましょう.本当にいい参考書だと思います.

ベクトル・行列・行列式 徹底演習

ベクトル・行列・行列式 徹底演習

 

 

線形代数 キャンパス・ゼミ

マセマの線形代数です.線形空間を理解するために買いました.そこそこわかりやすいですが,線形空間のためだけに買う必要があったかと言われるとちょっと…って感じです.結構高いですし.

 

勉強法

僕は低学年の時に真面目に数学を勉強しておらず,3年になって自分の知識のなさに絶望していました.「このままではヤバい」と思い,夏休みに1年の範囲(基礎数学),春休みから4年の夏にかけて2,3年の範囲(微積線形代数)の総復習として教科書を読み直して付属問題集を1周しました.

その後,徹底研究を始め,4年の秋にかけて3周しました.教科書で基礎を固めたおかげて結構スムーズに進みましたが,線形代数で教科書で見たことのないような問題が複数あり,個別に対策する必要があると感じてベクトル・行列・行列式 徹底演習を購入しました.また,冬に大学編入のための数学問題集を購入し,春休みから5年の始めにかけて解きました.

5年の5月〜8月の受験直前で,過去問特訓と編入数学入門の出題分野の問題を繰り返し解きました.

数学は問題の種類が無限にあり,解いても解いても見たことのない問題が出てきて不安になりますが,編入試験の数学ではめちゃくちゃ難しいという問題はあまり出ない(出たとしても誰も解けない)ので,以上に上げた問題集を繰り返し解くのがいいと思います.強い人は大学院入試用の問題集とかを解いてますが,僕はそこまでする必要はないかな〜と思います.

あと過去問ですが,定期試験のように過去問から同じような問題が出題されることは滅多にないので,出題分野を把握して3,4年分くらいをちょろっと解く程度にすべきだと思います.

英語の参考書と勉強法(TOEIC含む)

体験記まとめはこちら  

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編入試験の英語について

編入試験の英語は,長文を読んで設問に答える通常の試験があるところと,TOEICで換算する2種類があります.

僕が受験した大学では,豊橋東工大は試験があり,千葉と東北はTOEIC提出でした.それぞれ対策方法が異なるので,試験の対策をしたからTOEICの点数が上がる,その逆でTOEICの対策をしたから試験の成績がよくなるといったことは(文法とか単語とかの基礎的な部分は関係してると思いますが)あまりないと思います.

僕は「高専生は英語ができない」というのを低学年の頃からよく聞いていたので,そうなりたくないと思い英検やTOEICを受験して地道に英語力を付けていました.英語に関しては数ヶ月で能力が急激に上がるみたいな勉強法はないと思うので,コツコツと努力するのみだと思います.まぁ他の教科もそうなんですが…

一つでもこれが得意だという教科があると受験前に他の教科に時間を充てることができ,かなりの余裕が生まれます.実際5年になってからは英語はもう大丈夫だろうと思いほとんど勉強しませんでした.

参考書

英語の試験がある大学向けの参考書を紹介した後に,TOEIC向けの参考書を紹介します.

速読英単語 必修編・上級編

有名な大学受験用の単語帳です.文章中に単語がちりばめられており,英文を読みながら単語を覚えようという方針で書かれています.1年生の頃から必修編をちまちまと読んでいました.読むだけだとあまり頭に入らないので,ノートに単語を10回繰り返して書いたりもしました.単語の勉強法は人それぞれだと思うので自分に合ったやり方を見つけてください.

必修編は2,3周しました.上級編は4年末から始めましたが,飽きて結局半分くらいしかやりませんでした.読解力・語彙力がまとめてつくので非常に良いと思います. 

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語1必修編[改訂第6版]

 
速読英単語2上級編[改訂第4版]

速読英単語2上級編[改訂第4版]

 

 

 基礎英文法問題精講 3訂版

大学受験用の文法問題集です.大学受験の過去問を解きながら文法を確認していくという構成になっています.2年生の頃にやり始めましたが,難しすぎて一度投げ出してしまいました.3年生の末くらいになってもう一度やり始めて,3周しました.これでかなり文法が身についたと思います.ただ問題集であるためどうしても解説が省かれがちなので,Forestとかの文法書で詳細を確認しつつ進めるのがおすすめです.ちなみに僕はZ会のZesterという文法書を使いました.

文法に関する知識をしっかりと付けておくと長文も読みやすくなるので,この本でなくてもいいので1冊取り組むといいと思います.

基礎英文法問題精講 3訂版

基礎英文法問題精講 3訂版

 

 

ポレポレ英文読解プロセス50

こちらも有名な大学受験用の読解力強化のための問題集です.一通り単語も文法もやって文法書に出てくるような文構造は理解できるけど長文で複雑な文構造が出てくると読めない…って人のための参考書です.難関大の過去問の理解しにくい文構造を噛み砕いて説明しているので,何周かすれば編入試験の英語で読めない文章はなくなるんじゃないかなと思います(文構造的に).内容がめちゃくちゃ濃いのに1000円もしないというコスパ最強の1冊です. 

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

 

 

東工大の英語 15カ年[第4版]

東工大の編入試験の英語は学部入試の英語に似てるという情報を体験談サイトで見たので買いました.7月末から本番で出そうな文章量の問題を選んで解きました.そこそこ語彙も難しいし長文が2000字とかで学部受験生すげぇってなりました.

編入試験の英語の過去問は著作権の関係であまり出回らないので,傾向が似ているのであれば赤本で対策するのはありかな〜と思います(農工とか電通とか).受けてないし適当なこと言うのはアレですけど.

東工大の英語15カ年[第4版] (難関校過去問シリーズ)

東工大の英語15カ年[第4版] (難関校過去問シリーズ)

 

 

英検準1級 でる準パス単

4年次の10月に英検準1級を受けた際に使用しました.準1級の目安が「大学中級程度」となっており,大学受験の参考書ではカバーできない範囲の単語が収録されています.東工大とかの難しめの単語が出てくる大学を受ける場合は有効だと思います.こちらもひたすら単語を書いて覚えました.

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

 

 

英検準1級 3回過去問集

こちらも英検を受ける際に使用しました.英検準1級の長文パートは編入試験で出題されそうな難易度の文章が多いので,4年次末までに英検準1級を取得することを目標に英語を勉強するといいと思います.今年の第一回試験から英作文の形式が変わって少し難しめになったとのことなので注意してください.

【CD2枚付】2015-2016年対応 短期完成 英検準1級3回過去問集 (旺文社英検書)

【CD2枚付】2015-2016年対応 短期完成 英検準1級3回過去問集 (旺文社英検書)

 

 

〜ここからTOEICの参考書〜

 はじめての新TOEICテスト 全パート総合対策

僕が初めてTOEICを受ける際に使用した参考書です.TOEICの問題特有のコツやひっかけ問題の対策などが書かれており,TOEICを受ける上での”戦略”を知ることができます.最初の1冊はこれで決まり!って感じです.これをやって受けた初めてのTOEICは500くらいだったと思います.

新形式に対応したのが出ているので,初めて受ける人やTOEICのコツを知りたいという人はぜひ使われることをおすすめします.

CD付 新形式対応 はじめての新TOEIC テスト 全パート総合対策 別冊「とらの巻」付 (はじめての新TOEICテストシリーズ)
 

 

TOEIC TEST 単語特急

TOEICのpart5を問題を解きながら単語を覚えていくTOEIC単語参考書です.本番と同様の問題形式で単語を覚えていくことができるので,個人的にはとても覚えやすかったです.

特急シリーズはコンパクトで持ち運びやすいので,どこにでも持ち歩いて暇があれば見るようにするといいです.

TOEIC TEST 単語特急 新形式対策

TOEIC TEST 単語特急 新形式対策

 

 

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

TOEICの問題によく出る文法をpart5,part6を解きながら覚えていく文法参考書です.これも単語特急と同様,本番と同じ形式の問題を解きながら覚えられるので,本番で非常に役立ちます.

TOEICに出る文法問題はパターンがあるので、それらをこの1冊で網羅すれば語彙問題以外には対応出来ると思います。

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

 

 

1駅1題 新TOEIC TEST読解特急

TOEICのpart7の参考書です.本番と同じ形式の問題を掲載しています.時間を計ってできるだけ早く読むことを意識して使うと,速読力が向上します.

1駅1題  新TOEIC TEST読解特急

1駅1題 新TOEIC TEST読解特急

 

 

 TOEICテスト新公式問題集<vol.6>

TOEIC本番直前のドーピングこと公式問題集です.直前に2,3周すると得点が跳ね上がります.点を取るには非常に有用なので,完全に足元を見た価格ですが購入することをお勧めします.

今は新形式に対応したのが出ているのでそちらを購入しましょう.

TOEICテスト新公式問題集< Vol.6>

TOEICテスト新公式問題集< Vol.6>

 

 

勉強法

英語

僕は中学時代から英語が好きだったので,高専でも英語力を伸ばし続けたいと思い,受験を意識していない頃から英検とTOEICを受験していました.

英検に関しては2年次に準2級,3年次に2級,4年次に準1級を受験し,それぞれ合格しました.英検では単語力・文法力・読解力・英作文力などの編入試験で必要な英語力を総合的に要求されるため,合格を目標に勉強していると自然と力がつきます.これを見ている人が低学年であれば,自分のレベルに合った級を見つけて,合格を目標に英語を勉強してほしいと思います.

以下各分野の詳細です.

 

単語

単語はまず高校レベルを完璧にしましょう.英検のでも大学受験用のでもいいので,1冊の単語帳をしっかりと覚え込んでください.基礎的な単語の意味を覚えていないと,文法や読解の勉強で出てくる単語の意味がわからない→その度に調べるという作業が必要になり,勉強がスムーズに進みません.まずやるべきは単語です.

 

文法

文章を読む上で重要になってくるのが文法です.文法の理解があやふやだと,文章の正確な理解ができず,推測で文意を判断せざるを得なくなります.そうなると例えば内容一致問題も推測で判断し選択しなければならないため,結果として点数がとれないということになります.

まず,中学時代の文法の理解があやふやだという人は,中学の教科書を引っ張りだしてきて復習することをおすすめします.重要な文法の基礎的な内容は中学で習っており,高校レベルはそれらを少し発展させた程度のものです(僕の認識ですが).中学の内容を理解せず高校レベルの問題集を始めるのは無謀です.

文法は覚えなければならない量が膨大にありますが,文法書と問題集をそれぞれ1冊用意し,コツコツと時間をかけて2,3周することが身につけるための一番いい方法だと思います.1周目で知っている文法と知らない・間違えて覚えていた文法を洗い出します.正しい文法を文法書を参考に理解して覚え,1周目に間違えたところを意識しながら2周目に取り組みます.再び間違えたところを再確認し,3周目に取り組むという流れです.

半年〜1年くらいかけてじっくりと取り組みましょう.

 

読解 

単語・文法を身につけてやっと読解に取り掛かることができます.大抵の編入試験の英語の試験は長文を読んで問題に答えていく形式で,単語・文法の知識をまとめて使いこなす必要があります.言い換えると単語と文法の知識がしっかり身についていると,読解でそこまで苦労することはないということです.

パッセージ(段落)ごとに内容が切り替わるので,それを意識して読むとスムーズに読み進めることができます.最初は導入だな,ここは具体例だななどです.Howeverなどの接続詞が冒頭に来ていると,今までとは反対のことを述べるんだなと予想することもできます.

複雑な文構造はポレポレで対策しましょう(僕はあまりやってませんが…).理工系の文章だとあんまり複雑なのは出ないような気もしますが.

苦手な人は速読英単語を1日1ページでも読んで英語を読むことに慣れるといいと思います.

 

英作文

僕はあまり英作文の対策をしなかったので参考にならないかもしれませんが一応書きます.

まず,英語を読む・聞くの学習と違って,英作文は英語を話すのと同様に積極的に英語を発信する練習を積んでいないとかなり難しいです.文章だと英検準1級くらいは読めるけど書くとなると中学校レベルすら怪しい,という人は僕以外にも結構いると思います.

また,英作文は大抵自分の考えを問われるので,受験勉強特有の暗記型勉強に慣れてしまい,自分の意見を持つということに意識を向けてこなかった人には非常に大変です.「ボランティア活動についてどう思いますか?」みたいな質問に対して「はぁ,まぁいいんじゃないんですかね」みたいな答えしかできないと辛いです.日本人で社会問題とかに対して明確に自分の意見を持っている人は少ないと思いますが.

僕も上の二つに当てはまる人間だったので,英作文に時間を費やしても点数につながる可能性は低いなと判断し(志望校で英作文が出るのは東工大だけでもあったので),英検準1級の1次試験と2次試験対策で少し対策した以外は特にやりませんでした.時間のある人は「英作文」というくくりではなく,「自分の意見を(英語で)発信する能力」を総合的に鍛え,その一部として英作文もできるようになるのが理想かなと思います.

入試まで時間ねぇヤベェみたいな人は中学校レベルの構文をある程度覚えておくと役に立ちそうかな〜って感じです.それくらいならみんな適当に書けると思いますが.

 

TOEIC

TOEICで高得点をとるために必要なのはTOEICの”戦略”を知ることです.戦略というのはTOEICで点数を上げるのに必要なテクニックのことです.テクニックを知れば点数は結構簡単に上がります.(なお,ここで述べるテクニックは5月からの新形式以前のTOEIC受験に基づいているため,新形式にそのまま当てはまるとは限りません)

それとTOEICはほぼ毎月受けられるので,何回か受けて慣れましょう.

なお,現在の僕の最高得点は受験前の5年4月に受けた765です.飛び抜けて高いというわけでもないですね.

Part1

TOEICが開始すると同時に全ての写真に目を通します.特徴的なものがない写真も一応ぼんやり眺めておきます.問題が流れ始めたら正解を素早くマークして次の写真に移ってください.

 

Part2

Part2は先読みできないのでとくにかく集中して聞きましょう.

問題文に出てきた音とよく似た音が選択肢に含まれていると,その選択肢は間違いであることが多いです.よくあるひっかけ問題のパターンです.

 

Part3

Part3は問題文の先読みが得点のカギとなります.Part2が終了するとすぐに先読みを始めましょう.質問を把握し,その質問の解答となる部分を聞き逃さないようにすると意外と解けます.3つ1セットの問題を解き終えたらすぐに次の問題を先読みしてください.

 

Part4

Part4もPart3と同様先読みが重要です.異なるのは音声が会話じゃないってことだけです.

なお,Part3とPart4のマークシートの塗りつぶしですが,先読みに集中するため,印だけつけておいて,Part4が終了したあとに一気に塗りつぶすようにしてください.

 

Part5

ここからリーディングです.Part5は4択問題なので,わかるところは素早く解答を選んであまり時間をかけないようにしましょう.語彙問題とかはどれだけ悩んでもわからないものもあるので,適当にマークして次の問題に移り,以降のパートのために時間を残しましょう.文法特急を繰り返し解いて問題に慣れることが重要です.

 

Part6

Part6もPart5と同様です.選択肢のある前後を見て,長文を読む必要があるかを判断し,読まなくても解ける場合は素早く解答を選びましょう.

 

Part7

Part7は長文が大量にあって一気にやる気を無くしそうになりますが,粘り強く取り組んでください.問題文を先に読み,日付とか時間だけを尋ねるような簡単な問題は瞬殺し,文章を読まないと解けない問題は速読を意識して解答を探しましょう.ダブルパッセージは本当に面倒ですが必ず答えがあるので時間の許す限り集中して取り組んでください.Part7はどれだけ集中できるかにかかってると言っても過言でない気がします.

 

以上各パートごとに解説しましたが,6ヶ月くらいTOEICを受けておらず記憶が曖昧なところもあるので「TOEIC コツ」とかでググって出るサイトを見るのをおすすめします(あと「はじめての新TOEICテスト 全パート総合対策」)